ダイキン工業、欧州のユニコーン企業に出資 EV向け電池材料の用途開発加速
ダイキン工業(大阪府大阪市)は7月27日、ルクセンブルクのスタートアップ企業であるオクシアル社の第三者割当増資を引き受け、出資したと発表した。
オクシアル社は世界最大の単層カーボンナノチューブの生産メーカーで、企業価値約20億米ドルのユニコーン企業。単層カーボンナノチューブは、既存の工業材料と組み合わせることで、より優れた機能を備えた新素材を創り出す添加剤として期待されている。例えば、単層カーボンナノチューブの電気伝導率の高さを生かし、リチウムイオン電池の電気容量や出力アップに貢献する。同社の年間生産能力は80トンで、全世界の単層カーボンナノチューブ生産量の97%を占める。
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