鹿島、データセンターの新たな省エネ技術 間接外気冷房型の空調システム開発

鹿島(東京都港区)は7月29日、データセンターにおける新たな省エネルギー技術として「間接外気冷房型の空調システム」(間接外冷システム)を開発したと発表した。外気を室内に直接導入しない新たな外気冷房コンセプトを採用し、サーバ室空調の省エネルギー化と室内湿度や清浄度に関して求められる設備の維持管理の負担軽減を両立させる。
同社が設計・施工を担当した、さくらインターネット石狩データセンター3号棟(北海道石狩市)に同システムを実装し、3月に性能検証を完了。データセンター空調における国内トップクラスの省エネ性能「p.PUE=1.116」を実現したという。なお、p.PUE(partial Power Usage Effectiveness)は、データセンターのサーバ室単位でのエネルギー効率をあらわす指標で、1に近づき小さいほど効率が良い。PUEはデータセンター全体のエネルギー効率を表し、一般的に値が1.2を下回ると「効率が良い」とされる。
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