G20気候・エネ大臣会合、石炭火力フェーズアウトなど合意に至らず

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主要20カ国(G20)による気候・エネルギー大臣会合は7月23日、2020年代という重要な10年間に、緩和、適応、資金面で、世界の気温上昇を工業化以前よりも1.5度に抑えることが手に届くための行動を加速することを盛り込んだコミュニケ(共同声明)を採択して閉幕した。環境省は7月27日、この会合の結果をまとめ報告した。

「気候・エネルギー共同コミュニケ」の採択はG20レベルでは初めて。この文書では、エネルギー生産、温室効果ガス排出量、気候変動の間の密接なつながりを認め、気候変動に取り組むためのクリーンエネルギー移行の重要性を強調している。クリーンエネルギーへの移行の加速化では、既存のクリーンエネルギーソリューションの潜在性を十分に活用するとともに、水素とアンモニアの使用を含むゼロ排出・低排出技術の開発と展開を加速する重要な必要性を強調した。

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