再生PET原料の工業用粘着テープ開発 2022年量産化目指す

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(出所:日東電工CSシステム)
(出所:日東電工CSシステム)

日東電工CSシステム(愛知県豊橋市)は8月24日、リサイクルした使用済みPETボトルを原料とする包装用粘着テープを開発したと発表した。7月から一部の顧客に導入トライアルを開始。「環境配慮型粘着テープ」として改良を加えながら、2022年度の量産化を目指す。

従来の一般的な粘着テープは、樹脂フィルム・紙・布等を基材(支持体)とする。今回開発した製品は、市場から回収されたPETボトルを主原料とするフィルムを基材に採用し、テープにおける再生材料の比率を約60%まで向上した。環境配慮製品であることを示す表示の印刷には、植物由来の資源を原料とするバイオマスインキを使用した。同社ウェブサイトによると、7月1日現在、リコー、 SBSリコーロジスティクスで一部採用されたとしている。

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