環境省グリーンファンド、PETボトルケミカルリサイクル事業に4億円出資

グリーンファイナンス推進機構（東京都港区）は9月14日、地域の低炭素化プロジェクトに投資する「グリーンファンド」について、日本環境設計（神奈川県川崎市）子会社のペットリファインテクノロジー（PRT／神奈川県川崎市）が進める、使用済PETボトルのケミカルリサイクル事業に係る、工場の再稼働・設備改修事業に総額4億円を出資したと発表した。

このプロジェクトは、PRTが川崎市に保有する工場において、独自のケミカルリサイクル技術により、使用済みPETボトルを原料とした再生PET樹脂を製造するもの。年間約22,500tの再生PET樹脂の製造を計画。CO2削減効果は既存の石油由来PET樹脂製造に比べて、年間16,164t-CO2となると試算している。また、地元自治体が回収する使用済PETボトルを原材料の一部として使用する計画で、川崎市を中心に循環型社会づくりを地域企業・団体と協力しながら推進するという。