清水建設、粉塵・騒音・振動を最小限に抑制する基礎躯体解体工法を実用化

清水建設(東京都中央区)は9月14日、マットスラブや地中梁などのコンクリート基礎躯体を、近隣への環境負荷を最小限に抑えながら解体できる「シミズ・基礎躯体クールカット工法」を開発・実用化したと発表した。
押し切り・引き切りの双方に対応できるワイヤーソー切断装置「基礎躯体クールカット」を使用して解体部材をブロック状に切り出し、クレーンで揚重・搬出する。同切断装置は、部材を縦方向に切断する押し切り機能と部材下面を水平切断する引き切り機能を自在に切り替えられるワイヤーソー切断機構と駆動・制御ユニットを一体化した。総重量は1.6t。部材を破砕しないため、粉塵・騒音・振動の発生を最小限に抑制でき、周辺環境に配慮した施工が可能になるという。
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