大成建設、明るさの感覚値を考慮し照明を制御 快適な光環境と省エネを実現

大成建設(東京都新宿区)は9月22日、東京理科大学と共同で、明るさに対する人の感覚値を考慮した照明制御システム「T-Brightness Controller」を開発したと発表した。自然採光による空間全体の明るさから照明を制御し、室内の快適な光環境と照明の省エネルギーを実現するもの。今後、新築・改修を問わず、オフィスや病院など様々な用途の建物に同システムを提案する。
同社によると、これまで一般的な室内の光環境は、執務者の机上面の照度をセンサで検知し、執務者の手元で必要な照度を確保できるよう、室内照明の出力を変化させる制御方式が主流だった。実際には執務者は手元だけでなく、自然採光を含めた空間全体で明るさを感じているため、手元のみを対象とした制御では、室内全体でみると明るすぎる状態になっており、エネルギー削減の余地が残されていたという。
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