東京ガス、排ガスから炭酸カリウム製造 オンサイトCCU技術開発

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オンサイトCCUのイメージ(出所:東京ガス)
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東京ガス(東京都港区)は9月28日、ボイラなど都市ガス機器利用時の排ガスに含まれるCO2を、その場(客先)で資源化するオンサイトCCU技術を開発したと発表した。排ガスに含まれるCO2と水酸化物を反応させることで、洗剤や肥料など工業製品の原料となる炭酸カリウムを都市ガスの利用先で製造する。

同技術ではカナダCleanO2 Carbon Capture Technologies社(CleanO2)製の炭酸カリウムを製造可能なCO2回収装置「CARBiN-X」を使用する。この装置は北米での実績はあるが、国内への導入は初めて。ガス機器の排ガス性状や空気環境が北米と日本では異なることから、CleanO2との共同検討や国内での実験を重ね、独自の製造技術の開発に成功した。

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