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NECのリソースアグリゲーション事業のイメージ(出所:NEC)
日本電気(NEC/東京都港区)は10月7日、同月から、電力の需給調整市場にリソースアグリゲーター(RA事業者)として参入すると発表した。需要家が保有する太陽光発電設備や蓄電システムなど分散するエネルギーリソースをICTで統合制御してひとつの発電所のように機能させるバーチャル・パワー・プラント(VPP/仮想発電所)の仕組みを活用し、「リソースアグリゲーション事業」を強化する。
NECは、これまで経済産業省の助成事業「VPP構築実証事業」に初年度の2016年から参画するなど、調整力の取引に関するノウハウを蓄積してきた。今回、AIやIoTを用いてエネルギーマネジメントの効率化・最適化を実現する「リソースアグリゲーション事業」を強化し、今後、エネルギーリソースを保有する各パートナー企業との連携強化を図りながら、需給調整市場で取引規模20%の調整力を創出し、2025年度において事業規模120億円を目指す。
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