出光、太陽電池パネルの生産から撤退 ソーラーフロンティアの事業構造を転換

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国富工場(出所:ソーラーフロンティア)
国富工場(出所:ソーラーフロンティア)

出光興産(東京都千代田区)は10月12日、子会社のソーラーフロンティア(同)が太陽電池パネルの生産から撤退すると発表した。汎用型CIS薄膜太陽電池の自社生産体制から結晶シリコン系太陽電池のOEM調達へと移行する。太陽電池を製造する国富工場(宮崎県国富町)での生産は2022年6月末を目途に終了する。

価格の安い中国メーカーの太陽電池パネルの台頭により、汎用太陽電池パネルは熾烈な価格競争に陥っている。その太陽電池パネルの研究・製造に投入している経営資源を、独自性が発揮できる成長分野にシフトしていく。具体的には、太陽光発電の主力電源化に向けた課題を解決するEPC(設計・施工・調達)、O&M(オペレーション&メンテナンス)、太陽電池パネルリサイクル事業、エネルギーマネジメントシステム事業などに注力し、次世代型システムインテグレーターへの転換を図る事業構造改革を推進していく。

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