INPEX(東京都港区)と大阪ガス(大阪府大阪市)は10月15日、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けて、世界最大級の規模のメタネーション(合成メタン製造能力:約400Nm3/h)によるCO2排出削減・有効利用実用化技術開発事業を開始すると発表した。
INPEXが新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された助成事業のもと、触媒を介してCO2と水素を反応させて都市ガスの主成分であるメタン(合成メタン)を生成する「CO2-メタネーションシステム」について、設備の大規模化等、実用化を目指した技術開発事業を共同で開始する。期間は2021年度下期~2025年度末。大阪ガスはINPEXと業務委託契約を結ぶ形で事業に参画する。