凸版印刷、バリアパッケージのCO2削減効果を数値化 20年度6.3万t

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(左)「GL BARRIER」フィルム、(右) 「GL BARRIER」を使用したレトルトパウチのイメージ(出所:凸版印刷)
(左)「GL BARRIER」フィルム、(右) 「GL BARRIER」を使用したレトルトパウチのイメージ(出所:凸版印刷)

凸版印刷(東京都文京区)は10月27日、環境配慮型パッケージの取り組み強化に向け、透明バリアフィルム「GL BARRIER」のCO2排出量削減を数値化したと発表した。同フィルムを使用したレトルト食品とモノマテリアル口栓付き食品パウチについて、2020年度1年間の出荷量から排出量を算出した結果、アルミ箔を用いたパッケージと比較して約63,000トンのCO2排出量削減効果が判明したという。

「GL BARRIER」は凸版印刷が開発した、世界最高水準のバリア性能を持つという透明バリアフィルムの総称。独自のコーティング層と蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮する。食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されている。印刷基材とバリア基材の双方の機能を兼ねること、電子レンジ対応が可能であることなどから、アルミ箔代替、層構成の合理化を図ることができる。従来アルミ箔仕様が主流のレトルト食品向けパウチにおいて、2排出量削減と電子レンジ調理対応が可能となることから採用が大幅に拡大しているという。

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