G20ローマ・サミット、1.5℃目標の追求をコミット 外務省が報告

イタリア・ローマで10月30日・31日に開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は、気温上昇を1.5℃に抑える努力を追求することとしたパリ協定の目標を引き続きコミットすること等を盛り込んだ首脳宣言を発出して閉幕した。外務省が11月1日、このG20ローマ・サミットの概要を取りまとめ報告している。
今回のG20サミットは、11月31日にイギリス・グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の成功に向けた、気候変動対策が重要なテーマのひとつとなった。首脳宣言には、「今世紀半ば頃までに温室効果ガス排出量のネットゼロまたはカーボンニュートラルを達成することの重要性を認識する」と明記した。G20メンバーが必要に応じて「国が決定する貢献(NDC)」(2030年までの温室効果ガス国別削減目標)を策定・実施・更新・強化し、今世紀半ば頃までに人為的な排出量と吸収源による除去量の均衡の達成に向けて、整合的で明確かつ予測可能な道筋を定めた長期戦略(LTS)を策定することとしている。
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