太陽石油(東京都千代田区)は11月17日、東大発バイオベンチャーのCO2資源化研究所(UCDI社/東京都江東区)と、バイオジェット燃料の原料であるイソブタノール製造に関する共同研究契約を締結したと発表した。
UCDI社はH2を触媒にCO2を有機成分として増殖する特殊な水素菌「UCDI水素菌(R)」を開発。また、バイオ燃料の原料であるイソブタノールをUCDI水素菌によりCO2から製造する技術とその特許を有している。共同研究では、UCDI社の保有する基盤技術と、太陽石油の石油精製に関する知見を融合し、水素と二酸化炭素を原料としたSAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)製造の実証化に向けた技術開発を行う。