大成建設、国内初「CO2排出量収支マイナス」のコンクリを建築物に適用

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技術センター内実験施設への設置状況(写真:大成建設)
技術センター内実験施設への設置状況(写真:大成建設)

大成建設(東京都新宿区)は12月1日、自社施設である技術センターにおいて、CO2排出量収支マイナスとなるカーボンリサイクル・コンクリート「T-eConcrete/Carbon-Recycle」を、国内で初めて建築物に適用したと発表した。

今回、二次製品工場で従来のコンクリート製品と同様の工程で製造した壁部材を、同社技術センター内に新設する実験施設内部の壁部材に適用した。通常コンクリートで壁部材を製造する場合のコンクリートのCO2原単位を試算すると274kg/m3となるが、同材料ではマイナス50kg/m3となり、壁材全体としてのCO2排出量を約1.1トン以上削減できたという。

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