年間消費電力量を半減できる「地中熱冷暖房システム」製品化 NEDO事業で

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赤文字が今回の開発成果(出所:NEDO)
赤文字が今回の開発成果(出所:NEDO)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は12月17日、NEDO事業で得た成果を活用し、ベルテクス(東京都千代田区)とエコ・プランナー(福井県福井市)が、開発した「ライニング地中熱冷暖房システム」の製品化を達成したと発表した。

「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」では、貯水蓄熱を効率良く利用することで長さを2分の1にした「ライニング地中熱交換器」と、エアコンの出力に合わせた循環水量の調整によって、必要な地中熱のみの利用と採熱効率の向上を可能にした「熱収支制御ユニット」を開発した。2020年度までの同事業で行った実証試験を基に試算した結果、同システムが外気熱を使う従来の空冷式エアコンに比べ年間の消費電力量を約50%削減できる見込みであることを確認したという。

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