積水化成品工業、リサイクル原料100％の発泡ポリエチレンシートを開発

積水化成品工業（大阪府大阪市）は12月27日、リサイクル原料を100％使用した発泡ポリエチレンシート「ライトロンRNW」を発売したと発表した。従来品と比較して生産時のCO2発生量を52.6%削減したほか、使用後もリサイクルが可能だ。また、物性や加工性なども、従来品とほぼ同等の性能を保持しているという。

無架橋高発泡ポリエチレンシート「ライトロン」は、軟質でクッション性が高く、また、独立気泡体のため断熱性や防水・防湿性も有する。薬品や油分にも侵されにくい素材として、各種包装資材や農業資材・雑貨などさまざまな用途で広く使われているという。今回、環境保全に配慮した製品を求めるユーザーの要望に応え、リサイクル原料を100％使用した「ライトロンRNW」を開発した。