東レ、100%植物由来のナイロン繊維を開発 23年秋冬シーズンから商品化

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(左)テキスタイル写真/(右)縫製品写真(出所:東レ)
(左)テキスタイル写真/(右)縫製品写真(出所:東レ)

東レ(東京都中央区)は1月14日、原料ポリマーをすべて植物由来にした新ナイロン繊維「エコディア®N510」を開発し、事業化を開始したと発表した。テキスタイルの販売は2023年秋冬シーズン、ファイバーの販売は2024年秋冬シーズンを予定している。

同素材は、植物由来のセバシン酸(植物:ヒマ)とペンタメチレンジアミン(植物:トウモロコシ)を重合・紡糸してつくる100%植物由来のナイロン繊維で、融点が高く、また、優れた寸法安定性を有しているなど、実用的な100%植物由来ナイロンとして、ほかの100%植物由来ナイロンにはない特徴がある。また従来のナイロン6と同等の強度と耐熱性を持ち合わせているため、現行の石油由来ナイロンを使用した商品と同様のスペックでありながらサステナブル商品の企画が可能だ。

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