九電ら、蒸気ボイラーの燃料削減へ「自然冷媒ヒートポンプ給水予熱器」開発

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システム構成イメージ(出所:九州電力)
システム構成イメージ(出所:九州電力)

昭和鉄工(福岡県糟屋郡)と九州電力(福岡県福岡市)は1月17日、食品工場などで使用する蒸気ボイラーの燃料を削減する、自然冷媒ヒートポンプ給水予熱機「プレキュート」を共同開発したと発表した。製品販売に向けて、昭和鉄工が4月から受注を開始する。

今回開発した機器システムは、「蒸気ボイラーの給水を効率よく予熱(給水温度を予め上げておくこと)する」ことをコンセプトとしている。食品工場などで使用する蒸気ボイラーの給水をプレキュートで予熱することで、ボイラーの燃料を削減し、CO2排出量も削減する。モデルケース(A重油:80円/L、電気:15kWh)では、燃料(A重油)の一部をヒートポンプ(電気)に代替することで、燃料コストを年間60万削減、CO2排出量を年間23トン削減できると試算している。

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