JFE、脱炭素化資金調達へ「移行債」を発行 鉄鋼初・経産省モデル事例に
経済産業省は1月20日、脱炭素への移行(トランジション)に向けた取り組みに資金供給を促す「トランジション・ファイナンスモデル事業」において、JFEホールディングス(東京都千代田区)が調達を予定しているトランジション・ボンド(移行債)をモデル事例として選定したと発表した。鉄鋼分野で初めてのモデル事例となる。
JFEホールディングスは、超革新的製鉄プロセスの開発や省エネ・高効率化、エコプロダクトの製造等をトランジション・ボンドの資金使途候補としている。経済産業省は、このトランジション・ボンドについて、「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」と「『トランジション・ファイナンス』に関する鉄鋼分野における技術ロードマップ」との整合を確認し、審査委員会においてモデル事例として選定した。
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