NECグループ、産廃施設向けホウ素排水処理技術を開発 処理コスト1/6に

NECファシリティーズ(東京都港区)は1月21日、産業廃棄物の埋立処分場から発生する浸出水中に含まれるホウ素を、安定的かつ効率的に除去する国内初の技術を開発したと発表した。1年間にわたる実証運転で、安定的な稼働と、従来比1/6となる大幅な処理コストの削減を確認したという。
同技術は、セルロース繊維を母体とした特殊な吸着材に、浸出水に含まれる阻害物質に対しても吸着効果を持続させる技術を加えたもの。これらの阻害物質は、浸出水以外にも温泉排水、地熱水、ごみ焼却場洗煙排水に多く含まれ、今後、これらの排水処理への適用拡大が期待されるという。今後、これらの施設への設備導入により、同技術による事業を今後5年間で売上20億円を目指すとともに、顧客施設と周辺への環境保全リスクの軽減、SDGsの実現に貢献していくとしている。
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