日本製鉄、自動車向けにGHG削減効果を定量評価へ 軽量化等の効果を明確化

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日本製鉄(東京都千代田区)は1月24日、自動車向けソリューション提案によるライフサイクルアセスメント(LCA)での温室効果ガス排出量削減効果について、定量評価を開始すると発表した。自動車車体と車体を構成する各部材の軽量化を中心とするソリューション提案時に、こうした提案が温室効果ガス排出量削減にどの程度効果がある取り組みかを明確にする。

具体的には、自動車一台のライフサイクルでの温室効果ガス排出量を、WorldAutoSteelが公開している自動車LCA計算モデル「UCSBモデル5」(UCSB Energy & GHG Model)を用い、その算出結果から対象となる自動車部材の寄与分だけを抽出して評価を行う。同モデルは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校が開発したもので、鉄鋼、アルミ合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)など、車体を構成する素材ごとに大きく異なる温室効果ガス排出原単位の影響を加味した評価、および素材構成比が温室効果ガス排出量に与える影響の検討が可能だという。

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