アイカ工業 リグニン活用、バイオマス度60%のメラミン化粧板開発

アイカ工業(愛知県名古屋市)は、温室効果ガス削減に向けた取り組みとして、植物由来のフェノール樹脂(リグニンフェノール樹脂)を使用したメラミン化粧板の開発に成功したと発表した。3月からサンプルワークを行い、量産化に向けたスケールアップを進める。
同社の主力製品であるメラミン化粧板は、家具・什器・パーティションの表面材として広く使用されている建築素材だ。原材料の50%程度が紙であり、バイオマス(生物由来資源)を利活用する製品として、日本有機資源協会のバイオマスマーク(バイオマス度50%)を2013年3月に取得している。環境対応がますます重要視される中、今回、同社は、メラミン化粧板の樹脂原料の一部に植物由来のフェノール樹脂である「リグニンフェノール樹脂」を使用する技術を確立した。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる