日産と東工大、人工光合成を高効率化させる光の「短波長化材料」を開発

日産自動車(神奈川県横浜市)は1月20日、東京工業大学と共同で、人工光合成の効率を向上させる高性能な光の短波長化材料(固体フォトンアップコンバージョン材料:以下、UC材)を開発したと発表した。
人工光合成は、光エネルギーを光触媒に与えることで水を酸素と水素に分解し、その水素とCO2を反応させて、樹脂の原料となるオレフィン等を合成できる。今回開発したUC材は安定な固体で、高い波長変換効率を持ち、光触媒と組み合わせることで、人工光合成に利用可能な光エネルギー量を増大させる。同技術により排出されたCO2を原材料として利用することで、樹脂製造等における化石燃料への依存を低減することが期待されるという。
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