三菱造船、海洋脱炭素を担う専門組織を新設 世界動向・市場ニーズに対応

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液化CO2輸送船(LCO2船)のイメージ図(出所:三菱造船)
液化CO2輸送船(LCO2船)のイメージ図(出所:三菱造船)

三菱造船(神奈川県横浜市)は2月1日、三菱重工グループのエナジートランジション戦略に合わせて、「海洋脱炭素グループ」を新設すると発表した。同組織に技術開発や市場調査、事業戦略の立案から実行までの機能を集約させることで、脱炭素分野の技術開発と新事業創出を加速させ、海洋分野のカーボンニュートラル社会実現に向けた世界の動向や市場ニーズに即応する。

同社によると、LCO2船やアンモニア燃料輸送船などの成長分野については、これまでにも問合せが多く、技術革新とともにこれに対応できる専門組織が求められていたという。今回の海洋脱炭素グループの新設により、同社が保有するオイル&ガス技術を利用・応用した新規事業開拓を加速し、従来の造船技術とあわせて、『両利きの経営』を目指す考えだ。

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