DNPら、惣菜・冷凍食品向け「密封紙トレー」を共同開発へ プラ9割削減

大日本印刷(DNP/東京都新宿区)は2月7日、東京食品機械(東京都中央区)と、酸素バリア性と密封性をあわせ持つ「密封紙トレー」を共同開発すると発表した。トレー部に紙を使用することで、プラスチック製トレーと比較してプラ使用量を約90%削減する。惣菜や冷凍食品などの業界向けに発売を予定しており、2026年度には包装材料で10億円、包装システムでは20台の販売を目指す。
今回開発する紙トレーは、バリア性のある素材と包装システムにより、これまで紙容器では困難だと言われていた密封性を実現することで、食品の酸化や微生物などの増殖を抑制する「ガス置換包装(MAP)」を可能にするという。内容物の消費期限の延長にもつながるため、フードロス低減などの課題解決にもつながる。
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