九大と双日、大気からCO2を直接回収する技術の社会実装へ連携 覚書締結

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(出所:九州大学)
(出所:九州大学)

九州大学(福岡県福岡市)と双日(東京都千代田区)は2月1日、大気からCO2を直接回収する技術(Direct Air Capture/DAC技術)と、それに関連した最先端基盤技術の実用化・事業化の推進を図るため覚書を締結した。両者は最先端の実用化技術を活用した社会実装を通じて、持続可能な社会の実現に向けた社会課題解決とカーボンニュートラルへの取り組みを推進する。

同大のカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER/アイスナー)は、世界で初めての膜を用いたDAC技術の研究開発を進めている。空気を膜でろ過するだけでCO2を回収するため、導入地点の制約が大きく緩和され、さまざまな場所で回収装置が設置可能になる。さらに従来のDAC技術で必要だったCO2の再回収が必要ないため、必要エネルギーが大幅に削減可能だという。

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