住友林業、鹿児島に国産材加工場+バイオマス発電建設へ 循環型の森林経営を

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志布志市臨海工業団地に建設を検討(出所:住友林業)
志布志市臨海工業団地に建設を検討(出所:住友林業)

住友林業(東京都千代田区)は2月14日、国産材の活用に向け、鹿児島県志布志市で木材加工工場とバイオマス発電所の建設を検討すると発表した。現在志布志港から丸太のまま輸出されている木材や間伐材などを付加価値のある製品に加工し、国内向けの安定供給に加え、志布志港からアジアや北米などへの製品輸出を見込む。今後、具体的な事業計画の策定や設備の選定を進め、2025年中の操業開始を目指す。

具体的には、木材製品の製造からバイオマス発電の燃料利用まで、木を余すことなく使いきるカスケード利用を実現することで、九州地域の森林資源の競争力を高め国産材の価値向上・利活用促進に貢献する考え。同社は木材製品や木質燃料を安定的に取り扱い、「植林」→「育林」→「伐採」→「利用」→「再造林」のサイクルを回していく。この循環型森林経営を経済的に自立させた「サーキュラーバイオエコノミー」を実現することで脱炭素社会を目指す。

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