蓄電池を活用した周波数制御に関する実証の結果を公表 関西電力配送電等

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VPP実証試験の概要(出所:関西電力配送)
VPP実証試験の概要(出所:関西電力配送)

関西電力送配電(大阪府大阪市)など11社は2月25日、蓄電池9台を一括制御することで、電力系統における周期の短い負荷変動に合わせて即時充放電させるVPP実証試験の結果をとりまとめ、公表した。検証の結果、それぞれの応動が現時点において議論されている需給調整市場の 商品区分にあたる「1次調整力」「2次調整力(1)」「2次調整力(2)」の要件を満たすこと、GF(Governor Free)相当制御、LFC(Load Frequency Control)制御およびEDC-H(Economic load Dispatching Control)制御が同時に制御できることが確認された。

この実証は2021年12月8日から14日にかけて行われたもので、すでに周波数制御ができることを確認していたGF相当制御およびLFC制御に加え、新たにEDC-H制御を検証した。実証には、エリーパワー(東京都品川区)が保有する家庭用蓄電池1台、三社電機製作所(大阪府大阪市)他7社が保有する産業用蓄電池 8 台の計9台が使用された。

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