2021年CO2排出量、過去最高に IEA「中国が33%占める」

  • 印刷
  • 共有
特定新興国のCO2排出量、2000-2021年(出所:IEA)
特定新興国のCO2排出量、2000-2021年(出所:IEA)

国際エネルギー機関(IEA)は3月8日、2021年の世界全体の二酸化炭素排出量が363億トンとなり、過去最高になったと発表した。新型コロナウイルス流行前の2019年を上回る結果で、同機関は「主に中国によるもの」と分析した。

地域別でみると、ほとんどの地域で増加が確認された。中でも中国は、2020年と2021年の2年間における排出量の増加量は5%だが、同期間における世界の他の地域が減少した総量を相殺する分に相当し、2年間で7億5000万トンも増加した。2021年の中国のCO2排出量は119億トンを超え、世界全体の33%を占めた。なお米国と欧州連合(EU)は7%程度、日本の増加分は1%にも満たなかった。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事