商船三井、台湾洋上風力発電所向けに新造SOVを竣工

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新造SOV「TSS PIONEER」(出所:商船三井)
新造SOV「TSS PIONEER」(出所:商船三井)

商船三井(東京都港区)は3月8日、大統海運(タ・トン・マリン/台湾)との合弁会社である三商航運股份有限公司(タ・サン・シャン・マリン社)を通じて建造する新造SOV「TSS PIONEER(ティーエスエス・パイオニア」が竣工したと発表した。同船は竣工後、台湾に回航され、操業の準備が整い次第、世界最大の洋上風力発電事業者であるオルステッド(デンマーク)に定期貸船される。

SOV(Service Operation Vesse)とは、洋上風力発電所のメンテナンス技術者を複数の洋上風車に派遣するために多数の宿泊設備を持ち、一定期間洋上での活動が可能なオフショア支援船のこと。SOVは洋上風車との距離を常時安全に保つため、ダイナミックポジショニングシステム(DPS/自動船位保持機能装置)を搭載するほか、洋上風車のプラットフォーム上に風車技師を安全に渡すため、波などによる船体動揺を吸収するモーション・コンペイセイション機能を備えた特殊な人道橋を搭載している。

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