三菱重工冷熱、ノンフロン冷媒の極低温対応・大容量型ブライン冷凍機を開発

三菱重工冷熱(東京都港区)は3月10日、オゾン層破壊係数(ODP)、地球温暖化係数(GWP)ともにゼロの窒素(N2)冷媒を採用し、業界トップクラスの極低温領域まで対応可能な大容量型ブライン冷凍機を開発したと発表した。有機化学品の生産などを手掛ける本荘ケミカル(大阪府寝屋川市)への納入を完了し、引き続き国内での拡販を進める。
低温機器市場において、国内では2015年4月のフロン排出抑制法改正により機器の低GWP冷媒化が求められている。国際的にも2019年1月の「モントリオール議定書・キガリ改正」発効、改正オゾン層保護法の施行に伴い、代替フロンの生産・消費量の段階的削減が義務化されるなど、地球温暖化防止に向けた取り組みが強化されている。一方で、冷媒の選択肢が少ない超低温、極低温領域では未だにフロン冷媒を使用している冷凍機も少なくないため、環境負荷低減の観点からノンフロン冷凍機へのニーズが高まっているという。
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