ニッコー、捨てられる食器を肥料にリサイクルする技術を確立

陶磁器メーカーのニッコー(石川県白山市)は3月11日、陶磁器(ボーンチャイナ)を肥料にリサイクルする技術を確立し、農林水産省から肥料として認定されたことを発表した。今後は生産過程で生じる規格外品をもとにリサイクル肥料「BONEARTH」を製造し、4月2日から「BONEARTH」を使用した製品の販売を開始するほか、ホテル・レストランで使用された自社製品の回収にも取り組む予定だ。
ニッコーが提供するボーンチャイナ製食器は、陶磁器の原料である石や粘土に加え、食肉加工され残った牛の骨を溶解再合成したリン酸三カルシウムを約50%含んでいる。このボーンチャイナ製食器をリサイクルしたものがリン酸肥料「BONEARTH」である。高温焼成でつくられているため臭いがなく、長期保存もできるのが特徴だ。
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