ごみ焼却発電の電力で水素を製造 日立造船がスイスで製造施設を建設

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同プロジェクトで利用するごみ焼却発電施設(出所:日立造船)
同プロジェクトで利用するごみ焼却発電施設(出所:日立造船)

日立造船(大阪府大阪市)は4月12日、同社100%子会社でごみ焼却発電施設の設計・建設・メンテナンスなどを手がけるHitachi Zosen Inova(スイス/HZI)が、スイス北部のごみ焼却発電施設に水素の製造施設を建設すると発表した。6月に着工し、2023年春の本格稼働を予定している。

水素製造施設の製造能力は550Nm3/hで、製造した水素はスイスのガス事業会社のMesser Schweizが買い取り、産業用途や地方公共交通機関・自家用車の燃料として供給される。稼働後は、約10〜15GWhの電力に相当する約200t/年の水素が製造される予定。これは、水素自動車が約2,000万km走行する量(約1,000台分)に相当するという。

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