弘前大学・中部電力、リチウム回収技術の確立に向けて共同研究 トヨタも参画

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(出所:弘前大学)
(出所:弘前大学)

弘前大学(青森県弘前市)と中部電力(愛知県名古屋市)は4月21日、使用済みリチウム電池からリチウムを効率的に回収・リサイクルする技術の確立に向けた共同研究講座を設立したと発表した。同講座での共同研究には、トヨタ自動車(愛知県豊田市)も参画する。

この共同研究では、2020年に弘前大学が考案した、電解質膜を利用した電気透析法によりリチウムを濃縮・回収する技術に、中部電力が有する電気制御の最適化やエネルギー効率化に関する知見と、トヨタ自動車のリチウムイオン電池開発の知見を組み合わせることで、従来の方法を大きく上回る回収速度の向上や省エネルギー化による効率的なリチウム回収技術を確立するため基礎研究を行う。

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