三菱重工、カーボンリサイクル燃料「エレクトロフューエル」の日本展開検討

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(出所:三菱重工業)
(出所:三菱重工業)

三菱重工業(東京都千代田区)は4月22日、CO2および再生可能エネルギーから生成可能なカーボンリサイクル燃料「エレクトロフューエル(ElectrofuelsTM)」の日本市場への展開について、同燃料への先進的な取り組みを実施しているインフィニウム(米国カリフォルニア州)と、共同検討していくと発表した。エレクトロフューエル製造技術と、CO2回収技術やバリューチェーンソリューションを組み合わせることで、日本国内の脱炭素ソリューションを加速させる。

エレクトロフューエルは、インフィニウム社が特許を保有する触媒技術と再エネを使用し、回収したCO2とグリーン水素を合成ガスに転換することでつくられる。これにより、従来の化石燃料と比較してCO2排出量を最大97%削減可能となり、クリーン液体燃料として既存設備に利用することで輸送時におけるCO2排出量を直接削減できる。このため、輸送のEV化、CO2回収・カーボンオフセット(排出権取引)などといった、既存の脱炭素戦略に追加される新たな手段となることが期待されている。

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