竹中工務店、エアロゲルガラスパネル開発 20%の省エネ効果を確認

竹中工務店(大阪府大阪市)は4月25日、新光硝子工業(富山県砺波市)と共に、エアロゲル素材を窓部分に適用することで空調・照明エネルギーを削減する「エアロゲルガラスパネル」を開発したと発表した。同パネルは北海道地区FMセンター(札幌市)に初適用され、ブラインド付き高性能ガラスを採用した場合のオフィスゾーンと比べて、10〜20%のエネルギー削減効果があることが確認された。
このガラスパネルは、ガラス内部の空気圧を一定にすることで、透光板のふくらみによるゲル層の沈降を防止し、長期に面状のエアロゲル層を維持できる。また、エアロゲルの表面に白色粒子を付着させ、その量を変えることで、まぶしさや温度環境を最適に制御することも可能となる。今回、適用された北海道地区FMセンターでは、5通りの透光性バリエーションが採用された。
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