損保ジャパン、小型商用EV向けに保険料を最大10％割引く特約を開始

損害保険ジャパン（東京都新宿区）は4月27日、物流事業者の電気自動車（EV）導入を支援するため、営業用途の小型商用EVに対して自動車保険の保険料を最大10％割引く特約を開発したと発表した。2021年12月から提供を開始している。同社によると、商用EV専用である自動車保険の特約は国内初となるという。

特約は、所有・使用する自動車が10台以上ある場合の自動車保険の契約形態「フリート契約」が対象となる。対象車種は、車検証における「燃料の種類」の表記が「電気」である、最大積載量2t以下の（1）営業用軽四輪貨物、（2）営業用小型貨物、（3）営業用普通貨物の3種類。割引率は最大10％で審査により決定する。この特約は3年間限定の提供とし、小型商用EVの各種データを収集した後に新たな展開方針を策定する予定。