JパワーとENEOS、国内で大規模CCSの事業化調査 2030年開始へ

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事業の構想(出所:Jパワー)
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電源開発(Jパワー/東京都中央区)とENEOSホールディングス(同・千代田区)は5月10日、化石燃料の利用に伴うCO2排出量削減を図るため、国内での大規模なCCS(CO2の回収・貯留)の事業化調査に共同で取り組むと発表した。エネルギー供給のカーボンニュートラル化に向けて、大規模CCSの2030年開始を目指す。

今回明らかにした構想では、Jパワーは石炭火力発電において排出されるCO2を、ENEOSは製油所の石油精製過程において排出されるCO2を分離・回収する。回収したCO2は貯留地へ輸送し、圧入・貯留する。両社の排出源が立地し、CO2貯留ポテンシャルが見込まれる西日本を対象として、貯留する候補エリアを検討する。排出源から貯留地への輸送方法と貯留地の圧入施設についても検討する。

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