日販と日清紡、書店やカフェに「いちご植物工場」

日販グループホールディングス（東京都千代田区）と日本出版販売（同）は8月1日から、日清紡ホールディングス（東京都中央区）と共同で、植物工業技術を生活者向けにリデザインし提供する「City Farming事業」の実証実験を開始する。都内の書店とカフェ3店舗に植物工場を設置し、いちごの栽培といちごを使ったメニューの販売、収穫体験などを行う。

植物工場は、季節や天候、技能によって左右されず、野菜などを屋内設備で量産できる。日本出版販売がこの技術をコンパクトなパッケージで生活の中に身近な形で提供するモデルの企画開発を行った。国内で初めていちごの連続栽培に成功した日清紡ホールディングスに技術開発を依頼し、プロトタイプが完成したため、今回の実証実験を開始する。