早稲田大学大学院の田辺 新一教授や旭化成ホームズ(東京都千代田区)らの研究グループは、静岡県内に新たに建設した実験用のネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)において、熱中症リスクの低い温熱環境を維持した在宅避難の実現可能性を検証した。10月17日、その研究結果について報告した。
ZEHはエネルギー消費が少なく自家発電が可能であることから、停電対策としての有効性についても注目されている。一方で、既往研究の多くは数値計算に基づくものだったという。同研究では、停電を模擬した実験によって在宅避難の実現可能性を検証した。