稼働済み太陽光発電に風力発電設備を追加 送電網を最大限活用

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(出所:電巧社)
(出所:電巧社)

電巧社(東京都港区)は3月6日、稼働済みの太陽光発電所に風力発電設備を追設した「六ヶ所村ウィンド・ソーラー協調発電所」(青森県六ヶ所村)が運転を開始したと発表した。

同発電所は、2013年に太陽光発電用として利用を開始した系統連系枠を変更することなく、未利用の系統連系枠に風力発電による電力を送電する。

系統連系枠利用率が向上 14%→43%へ

具体的には、独ENERCON社製風力発電設備1基(定格出力1,920kW運用)を追設。風力で発電する電力は、日立パワーソリューションズ(茨城県日立市)が開発した太陽光発電協調型風力発電システムを用いて、既設の太陽光発電分に加えて送電する。

また同システムは、系統への影響を軽減する出力変動緩和制御技術によって、これまで夜間や天候などによって活用できていなかった連系枠を有効活用し、利用率を向上させる。既存系統連系枠の利用率は、従来の14%から43%に29%向上する見込みだ。

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