医薬品包装バイオマス化を環境大臣賞に決定 オープンイノベーション大賞

環境省は2月13日、「第5回日本オープンイノベーション大賞」の環境大臣賞に、アステラス製薬・三菱ケミカル・CKDの3社による「環境に優しいバイオマスプラスチックを用いた PTP包装の実用化」を決定したと発表した。医薬品包装の環境負荷低減の取り組みが進んでいない中で、企業の枠を越えて連携し、実際に製品化まで実現した点を評価したという。
同プロジェクトは、従来素材である石油由来のPP(ポリプロピレン)が持つ性能を維持しながら原料の50%以上を植物由来へ転換した「バイオマスPTPシート」の開発と、バイオマスPTPシートに最適な製造条件の検討を行うもの。