関西電力送配電、定期電圧測定の一部を実施せず 不適切な報告も確認

経済産業省は3月14日、関西電力送配電(大阪府大阪市)が電気事業法に基づく定期電圧測定の一部を実施していなかったことを受けて、同社に対し、原因や経緯、対応状況、類似事案の有無などについて報告するよう求めた。
定期電圧測定では毎年、指定された期間に、一般送配電事業者が適正な電圧で電力を供給できているかを測定するとなっている。
今回、同社は、大阪府内の配電営業所において、2022年度分の定期電圧測定を実施していないことが確認されたほか、同社配電営業所で、記録が保存されている過去3年間において、測定結果を不適切に報告していたことが確認された。