商船三井、海洋温度差発電の実証開始 候補地の妥当性を検証

商船三井(東京都港区)は1月15日、モーリシャスにおいて、「海洋温度差発電(OTEC)」の事業化に向けた実証を開始すると発表した。取水管を設置する際のさまざまな条件を調査・分析し、候補地の妥当性を検証する。
温度差を利用して発電、発電量予測も安定的
OTECとは、海面における表層の温水と深海の冷水の温度差を利用して発電を行うというもの。具体的には、水深600m以深の海域から海洋深層水を汲み上げ、表層水との温度差でエネルギーを取り出す。
気象に左右されることがなく、安定的に発電量を予測できるうえ、発電で使用した海洋深層水は、水質が変化しないため、水産・農業・空調利用など、さまざまな分野で二次利用も可能だ。
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