炭素繊維リサイクル、廃材回収から製品化までワンストップで実現

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日曹金属化学(東京都中央区)とミライ化成(長野県千曲市)は12月8日、炭素繊維リサイクルに関する協業を開始したと発表した。複合材の廃材・端材の回収からリサイクル炭素繊維の分離、リサイクル炭素繊維の成形加工、製品化まで一連の工程をワンストップで行う。

再生炭素繊維の知見と廃棄物処理技術の融合

ミライ化成は、炭素繊維と樹脂(プラスチック)を混合した炭素繊維複合材(CFRP・CFRTP)の製造工程で生じる端材・廃材などから炭素繊維を回収できる独自技術を有し、加工しやすい状態で短繊維から長繊維まで用途に合わせて取り出すことができる。今回の取り組みでは、炭素繊維の加工・成形を担当する。

日曹金属化学は同社会津工場で複合材の端材・廃材を集積し、ミライ化成の技術とノウハウを活用しながら、炭素繊維を取り出す役割を担う。

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