G7諸国の企業の排出量削減「依然として不十分」

  • 印刷
  • 共有
G7 諸国間の順位。G7の企業が設定した排出量削減目標の度合いを集計したもの。(出所:CDP、オリバー・ワイマン)
G7 諸国間の順位。G7の企業が設定した排出量削減目標の度合いを集計したもの。(出所:CDP、オリバー・ワイマン)

国際的な気候変動研究の非営利団体であるCDPと、米国の経営コンサル会社オリバー・ワイマンは9月6日、G7諸国の排出量削減目標への野心が不十分で、地球温暖化の大きな影響を避けるために必要とされるパリ協定の1.5℃の目標を大きく下回っていることを示す報告書を発表した。G7諸国の中で一番目標に近いのがイタリアとドイツ、一番遠い数値となったのがカナダだという。

世界では2021年のCOP26に向けて、気候変動に関するコミットメントや目標を設定する企業の数が急速に増加した。報告書では「エネルギー不安、インフレの高まり、多くの地域の異常気象など、世界的に厳しい状況の中パリ協定の1.5℃目標を維持することが、これまで以上に重要な課題となっている」としながらも、企業が公表した温室効果ガス排出量削減目標は、依然として不十分だと述べている。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事