NEDO、燃料電池2分野で新たなロードマップ FCV・HDV用と定置用
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2月9日、「燃料電池車(FCV)と大型・商用モビリティ(HDV:Heavy Duty Vehicle)用燃料電池」と「定置用燃料電池」の2分野のロードマップを発表した。また、「水電解」分野のロードマップ策定に向けて技術課題を整理した文書を公開した。
「FCV・HDV用燃料電池技術開発ロードマップ」では、2040年頃に達成すべきHDV用燃料電池の製品目標(燃料電池システム出力密度が0.8kW/Lなど)を新たに設定した。この目標を達成するために取り組むべき技術開発課題として、燃料電池用材料技術や生産技術、水素貯蔵技術、デジタルトランスフォーメーション(DX)技術の要素技術を整理した。
「定置用燃料電池技術開発ロードマップ」では、定置用燃料電池の飛躍的な普及に向けて実施すべき開発課題などを新たにまとめた。また、水電解技術の課題を整理した文書では、専門家へのヒアリングや各種実証などを通じて明らかとなった課題から解決優先度の高い課題を抽出し、整理した。