政府は、11月29日に開催した第3回「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議」において、先行投資支援と将来のカーボンプライシング(CP)導入を予め示すことで脱炭素投資を引き出す「成長志向型CP構想」について、基本原則や制度的な仕組みの原案を示した。同構想は委員からおおむねの合意を得た。
政府は今後10年で、官民協調で150兆円の脱炭素投資を確実に実現するため、同構想の速やかな実現・実行を目指している。今回提示された構想案は「先行投資支援」と「排出削減を促進する措置(炭素に対する賦課金と排出量取引制度)」の両輪でGX投資の加速化することとしている。
この構想案における2つの柱の概要は以下の通り。