カナダ・モントリオールで行われた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で12月11日、企業における自然関連リスクと依存性に関する緊急行動を促進する「ネイチャー・アクション100」の結成が発表された。同イニシアチブを通じ、機関投資家のグループが、株を保有する企業に対して自然関連リスクに対応するよう呼びかける。
ネイチャー・アクション100は、自然の損失と生物多様性の減少に取り組む企業の意欲と行動を促進することを目的とする。国連生物多様性条約の生物多様性フレームワークを補完し、自然保護と回復のために実施すべき民間部門の行動を特定、投資家と企業の関わりを通じてこれらの行動を推進する。正式な発足は2023年。